クリスマスローズとドライフラワーの世界の写真

クリスマスローズのドライフラワー

2018年1月にクリスマスローズのドライフラワーの本を出版いたしました。

本には、「ドライフラワーの世界」という文字を表紙と1ページ目にしか書いていないため、ドライフラワーの写真を見ているうちに、生花と見間違えてしまうような錯覚に陥ります。 それほど、クリスマスローズのドライフラワーは完成度が高いです。 ぜひ、皆さまの手で頁をめくって、その美しさをご堪能下さい。


クリスマスローズ -ドライフラワーの世界-

生花のような瑞々しさを残したクリスマスローズのドライフラワー。 その美しさや日常生活の中での楽しみ方を写真に収めました。
巻末でドライフラワーの作り方も紹介。

村田英利子 著
文芸社 (2018/1/1)
ISBN-13: 978-4286190150
1,540円



クリスマスローズとドライフラワーと私

この本が出来上がるまでの経緯を、少しご紹介させて頂きます。

我が夫は、1999年に研究職から転身、脱サラで鉢花生産を始めました。 その頃からクリスマスローズを栽培し始めていましたが、誰も手入れをする人がおらず!
花が咲くまでに3年かかるクリスマスローズ。 私がやるしかない、と私が手入れをし始めました。

そして、他の花をすべて市場出荷している中で、ひとつひとつ個性のあるクリスマスローズを、市場で一気に値段をつけられるのはちょっと・・・、 という思いから、2006年よりハウスで直売を始めました。

毎年楽しみに来て下さるお客様も多く、順調だった2011年 3月。 クリスマスローズがいちばん見事に咲き誇り、ハウス中が花で溢れているまさにその時、東日本大震災に遭いました。

ガソリンも無い、食べ物を買いに行くのもままならない時に、花を買うなんてもっての他です。 咲き乱れる花を前にして途方に暮れていた時、ふと、以前園芸教室でドライフラワーを習ったことを思い出しました。
そして作ってみた花の何と美しいこと!!

それから毎年、ドライフラワーを作ってはクリスマスローズを買いに来て下さるお客様にお見せし、作り方を説明する日々が始まりました。 希望者が多い時は、たまにワンコイン講座をやることもあった程です。

あまりに奇麗なので、2016年の冬には、Photo Book を10冊ほど作ってみましたが、それの価格の高いこと高いこと!
しかしながら、今度はドライフラワーとその本をお客様にお見せすると、皆「美しい!!」の連発で、 私も、どうにかしてこの美しさを多くの方に見て頂きたい、そして、本当に簡単なので、是非自分の手で作って欲しい、と思うようになりました。

でも、出版のことなど何も知りません。 ふと目に留めた新聞。そこには、、文芸社による自費出版の説明会の記事がありました。 とにかく、聞いてみないことにはお話にならないと思い、出かけた結果、話がトントン拍子に進み、 思いがけず2018年1月、まさにこれからクリスマスローズのシーズンが始まるという時に、この本を出版することができました。

(村田英利子)